私は大学卒業後すぐに2年間オーストラリアに留学しておりました。その中でも英語学習にはかなり苦労しました。誰もがそうだとは思いますが、私も最初は全然話せませんでした。
しかも私は大学まで本格的に野球をやっていたため、
恥ずかしながら勉強もろくにせず大学を卒業してしまいました。
そのような状態なので留学した当初は、語学学校の授業にもついていけず、完全に周りに圧倒される日々を過ごしていました。。
そんな私でも留学生活の最後の方は、
ネイティブの友達もでき、現地経営のお店で日本人が私以外いない状況でも難なく働くことができました。
現在は留学生活で培った英語を活かし、英語を使って業務を行うIT系の会社に勤めており、アメリカやヨーロッパ、アジアなど、多数の国の人とメールや電話で業務を行なっています。
今ではビジネス上でも英語を使ってコミュニケーションできるようになりましたが、そこまでたどり着くまでに無駄な失敗もかなりしました。
この記事を読んでいる皆さんには私がしたような無駄な失敗はしてほしくありません。なので今回から英語初心者からビジネス上でも英語でコミュニケーションできるようになった経験をもとに英語学習に関する記事を書いていこうと思います!
今回は英語学習のロードマップについてです。
英語学習のロードマップ
では、実際に私がオススメする英語学習のロードマップを説明します。
以下の表をご覧ください。
1, 基礎 |
■ 英文法 →最低でも高校卒業レベル。 |
■ 英単語 →多ければ多いほど良いが、3000単語くらい覚えられれば日常生活では困らない |
■ 発音 →発音記号文全部。日頃の会話から意識する。 |
↓
2, 応用 | |
■ 読む(Reading) | ■ 聞く(Listening) |
■ 書き(Writing) | ■ 話す(Speaking) |
↓
3, 上級 |
■ ネイティブの感覚 →YouTubeでネイティブスピーカーの動画で勉強 |
■ 実力の可視化 →YouTubeでネイティブスピーカーの動画で勉強 |
私がオススメする英語学習方法は上記のような手順で進んでいきます。
まず最初は基礎です。
どの分野においても基礎は大事だとは思いますが、もちろん英語においても基礎はすごく重要です。
その中でも英語における基礎とは、
英文法、英単語、発音です。
この3つは料理でいうと、以下のような役割を果たしています。
英文法 → 調理方法を覚える
英単語 → 食材を集める
発音 → 料理道具の使い方
まず英単語を覚えることで食材を集めます。
食材は多ければ多いほど色々な表現を作ることができますが、最初の方は最低限の英単語(だいたい500単語くらい)だけを覚えておけば問題ないと思います。特に英単語は膨大な数がありますので、無理せず少しずつ覚える意識の方が楽です。
英単語だけを一生懸命勉強している人もたまにいますが、これだと大量の食材だけが用意された状態になるだけで、おいしい料理になる気配は全くありません….
最低限の食材が集まったら英文法も覚えて会話の調理法を学びましょう。英文法に関しては数が限られているので、気持ち的には英単語よりも楽ですね(もちろんその間も英単語も並行して覚える必要はある)。英文法と基礎英単語さえ一通り覚えてしまえばある程度自分の伝えたい内容を頭の中で作成することはできます。
そこまでできればあとは発音です。
発音はあまり重要視されないことが多いですが、発音もかなり重要な役割です。正しく文章を構成していても、発音が正しくないと相手に伝わらないことがあります。私も「サラダ」をカタカナ読みしていて全く伝わらないことがありました。。ただ発音も一通り発音記号を覚えてしまえばあとは反復して体に染み込ませるだけなので、なれてしまえばそこまで難しくはありません。
以上、3種が私なりの英語学習の基礎です。
基礎までしっかり勉強できていればあとは応用です。
ひたすらReading、Writing、Listening、Speakingを繰り返して英語を体に染み込ませましょう。
※また別事で詳しくお伝えします。
上級編学習の重要性
基礎→応用と学習したら次は上級学習です。
上級学習は主に以下の2つになります。
・ネイティブの感覚
・実力の可視化
この2つがなぜ重要なのか説明します。
・ネイティブの感覚
仮に英文法・英単語を完璧に学んで、完璧な文章構成を作成したとしても英語ネイティブに伝わらないことはたくさんあります。
例えば、ネイティブがよく使うフレーズに
Do me a favor というフレーズがあります。
これを普通に直訳すると、
Do(して) me(私に) a favor(好意)=私に好意して
というよく分からない意味になりますが、
ネイティブはこれを「お願いを聞いてほしい」という意味で使います。これは英文法を学んでいただとしても、日本人の感覚からすると言われないと分からないですよね。
ちゃんと意味を教えられると「あー、”私に好意して”が変形してそういう意味になったのね」と理解できますが、直訳しようとすると全く理解できませんよね泣
ただこういう表現は、英語の中には無限にあります。
文の構成を正しく理解するために英文法を勉強する必要もあありますが、このようなネイティブが実際に使用する表現も勉強したほうが実際の会話や応用学習で困らなくなります。
ちなみに今回例文であげたDo me a favorは、
私はYouTubeで勉強しました。
(以下の動画です↓)
ネイティブが使う表現をネイティブが教えてくれる動画がいくつかYouTubeにあります。私のオススメは上記のRupa SenseiとHapa英会話です。
・実力の可視化
英語を勉強し続けると自分がどれくらいの実力者か気になると思います。しかし英会話の実力は目に見えるものではありません。ただTOEICや英検を受験することで自分がどのくらいの実力者かを図ることができます。
英語には有名な資格がいくつかありますが、資格によって特徴があります。
主な英語系の資格とそれぞれの特徴は以下の通りです。
資格 | 特徴 |
TOEIC | ビジネス英語の資格。企業の採用基準の判断に利用される。基本的にはリスニング・リーディングの試験。ライティング・スピーキングも別である。 |
TOEFL | アメリカ・カナダの大学留学などの判断基準になる資格。リスニング・リーディングの試験。ライティング・スピーキングも別にある。 |
IELTS | イギリス・オーストラリアなどの大学留学などの判断基準になる資格。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの試験。 |
英検 | 各ジャンル全般。基本的にリスニング・リーディングの試験。レベル別で試験を受ける。3級からは面接試験もある。 |
上記は全て代表的な資格ばかりで、名前だけでも聞いたことある資格も多いと思います。
本格的に英語を極める場合や翻訳家を目指すのであれば、上記では物足りないかもしれませんが、自分の英語能力を可視化するだけであれば十分かと思います。
その中でも私のオススメはIELTSです。
一回の受験料は高いですが、他の資格とは違い一度でリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの全ての能力を確認することができ、多くの英語圏で通用する資格だからです。オーストラリアでビジネスビザや永住権を申請する際もIELTSは英語能力の判断基準として確認されます。
IELTSでなくても良いので、一年に一度でも自分の英語能力を定期的に確認しておくと、気づいた時に英語を忘れていたということにならずに済みますし、自分の英語能力の証明が必要になった場合に役立ちます。
もし時間があれば定期的に受験してみてください。
まとめ
今回は英語学習におけるロードマップを私なりの考え・経験を元にお伝えしました。
今回の記事をまとめると、
・英語学習は基礎→応用→上級の順番で勉強するのがオススメ
・上級学習をすることで英語ネイティブの感覚が身に付けられたり、実力の可視化ができる。
でした。
今回お伝えした学習方法はあくまでも私の経験に基づいた考え方であり、必ずしもこれが正解とは限りません。1つの考え方として参考にしていただけたらと思います。
今後は英文法や英単語の内容も詳しく勉強できるような記事も書いていきたいと思います。
次回の記事も是非英語学習の参考にしてみてください!
おわり
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