【前編】バンダバーグのファームでセカンドビザを目指した話

オーストラリア生活
オーストラリアでワーキングホリデー中に「セカンドビザ」を目指すには、指定された地域で3ヶ月(88日間)の農業や漁業の仕事をする必要があります。
この条件を満たすため、僕もファームジョブに挑戦しました。
最初にたどり着いたのは、バンダバーグではありませんでした。
実はそれまでに、2つのファームや工場でひどい目に遭っていました。
(その時の話はこちらから)
まぁよく聞くワーホリ経験者のが遭遇する悪質な体験を自分も味わってしまいました。
心身ともにボロボロになり、「このままじゃ帰国するしかないかも」と思ったとき、ようやくたどり着いたのが、バンダバーグの野菜ファームでした。
そんなバンダバーグのファームついて、前後編に分けてお伝えしたいと思います。

【ファームの概要】
このファームでは、ズッキーニ、ナス、トマトなど、主に野菜を栽培していました。
メインシーズンは4月〜10月の秋冬で、それ以外の季節も仕事はありますが、週3日勤務になることもありました。
僕が最初に担当したのはズッキーニのピッキング。
バケツ1杯ごとに$3の歩合制で、決められたエリアをひたすら収穫します。
この歩合制がやっかいで、慣れるまでは時給換算で$9〜$12くらい。
めちゃくちゃ効率よく動ける人なら$20超えもありましたが、最初のうちは肉体的にも精神的にも本当にキツかったです。
朝は5時起き、5時半出発、そして筋肉痛との戦い。
主な仕事内容はこんな感じ
ファームでは、主にこの3つの作業を任されました。
•Seading(種植え)
•Planting(苗植え)
•Picking(収穫)
Seadingは1列につき$8、Plantingも1箱(苗50個程度)で$8。
これらは慣れれば時給$24前後になったので、割と稼ぎやすかったです。
雑草取りやプラスティック回収、肥料撒きなどもあり、雑草取りだけは時給制($23/h)でした。
この時給仕事はサボりたくなるのですが、マネージャーが鬼のように見張ってくるので、適度な緊張感がありました(笑)
ズッキーニやさつまいも、きゅうりなどを経験した後、僕はマネージャーに認められてナスのPicking担当になりました。
ナス(米ナス)は1バケツ$5。
1個1個が大きいので、バケツがすぐに埋まる=稼ぎやすいという最高のポジションでした。
このおかげで後半はかなり楽になり、精神的にも余裕が出てきました。
それ以外にも
ズッキーニ、ナス、トマト、きゅうり、さつまいも、唐辛子、メロン、スイカなど、とにかくいろんな野菜を収穫しました。
特にメロンやスイカのピッキングは、たまに仕事中に味見できるのでテンション上がりました(笑)
↑ファームの風景。ほんの一部だけど、すごく大きい

【住んでいた家と生活環境】
バンダバーグ市内にオーナーが管理する宿泊施設があり、週$180で滞在していました。
2つの家があって、どちらに割り当てられるかは運次第。
部屋は4人部屋もあれば1人部屋もありましたが、自分は2人部屋でした。
ただラッキーなことに、ほぼ一人で使っていたので、実質1人部屋状態でした。
朝はオーナーか免許を持っている同僚が運転する車でファームへ。
片道20分ほどかかるので、遅刻厳禁でした。
最初の2週間は、本当に地獄でした。
•5時起き、暗闇の中で準備
•いきなり長時間労働(時には13時間労働)
•筋肉痛と日焼けで体はボロボロ
•英語で指示が飛んでくる中、必死に理解しながら作業
「いつファームを辞めようか」と考えながら働いていたのは正直なところです。
でも、筋肉痛が抜けて体力がつき始めた3週目くらいから、景色が少しずつ変わってきました。
このファームには、日本人以外にも、
•ドイツ人
•カナダ人
•イギリス人
•台湾人
•韓国人
•オランダ人
•フィンランド人
•ブラジル人
•スウェーデン人
•アルゼンチン人
•フランス人
•リトアニア人
など、本当に世界中から人が集まっていました。
文化の違いで揉めることもありましたが、それ以上に毎日が刺激的でした。
世界中に友達ができる、これこそワーホリ最大の醍醐味かもしれません。
↑仕事はめちゃくちゃキツい。みんな毎日こんな感じだった笑

【収入・生活費について】
気になる収入ですが、僕の場合は
•手取りで週$550前後
•最低週$300、最高週$800
くらいでした。
家賃が$180で、娯楽もそんなにないので貯金しやすい環境は揃ってます
僕は4ヶ月間で日本円にして約100万円を貯金できました!
仕事以外は基本自炊。
アジアンマーケットも近くにあったので、納豆や味噌汁も手に入ったのが本当に助かりました。
次回(後編)では、
•ファームでのトラブルや恋愛事情
•みんなで作った「生クリーム顔面ぶつけ祭り」伝統
•そして、別れの日
について、さらに深掘りしていきます。
>>【後編】に続く!

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