オーストラリアでやっていたカフェのバイト体験談

オーストラリア生活

前回の記事ではNoshで働いていたときのことを話した。
(まだ見てない人はこちら)
実は自分はNoshでの仕事以外にも、カフェでアルバイトをしていた時期がある。今回はそのときの経験について、どうやってカフェの仕事を見つけたのか、実際の業務内容や職場の雰囲気、良かった点・悪かった点などを詳しく紹介する。これからオーストラリアに留学予定の人や、現地で仕事探しをしている人の参考になるはずだ。

 

なぜカフェで働こうと思ったのか

 

なぜ自分がカフェで働こうと思ったかというと、理由はとてもシンプルだ。まず第一に「カッコいい」と思ったからだ。オーストラリアではカフェ文化が非常に発達しており、街を歩けばおしゃれなカフェが至るところにある。その中でバリスタとしてラテアートを描いたり、お客にコーヒーを提供している姿には自然と憧れが湧く。

さらに、ローカルジョブの中でも比較的採用されやすいという点も大きい。自分の周りでローカルで働く日本人の7〜8割はカフェで働いている印象だった。つまり、日本人にとって挑戦しやすい職種だということだ。特にバリスタとして技術を身につければ、採用される確率が格段に上がるのも魅力だった。

↑ラテアートで初めてうまくいったハート
初心者でも簡単にできるものだが、初めてできたときは感動した

 

カフェの仕事の探し方

 

とはいえ、当時の自分にはカフェでの経験がなかったため、最初はどうやって働けばいいのか分からず苦労した。

 

カフェの主なポジション

カフェのポジションには以下のものがある

• キッチンハンド

→料理の仕込みや簡単なフードメニューを作る仕事。経験がなくても採用されやすいが、その分競争率は高く、ある程度の英語力も必要になる。

•バリスタ

→エスプレッソマシンを使ってコーヒーを淹れたり、ラテアートを作ったりする仕事。経験者は優遇されるが、シドニーには短期で学べるバリスタコースがあり、未経験者でも挑戦可能だ。レジ打ちなどもやる

•オールラウンダー
→上記2つのポジションやそれ以外のデリバリーなど、とにかくオーナーに言われたことをやる。

 店によってどんな仕事になるかは違うので一概には言えないが、おそらく一番キツいと思う
バリスタコースを受講
分は「ツバサさん」という日本人が開いている1日完結のバリスタコースを受講した。内容は以下の通りだ。
•コーヒーメニューの種類と特徴
•オーダーの取り方
•エスプレッソマシンの基本操作
•ミルクのスチーミングとラテアート
特に実践練習が多く、模擬オーダーを通して本番さながらの流れを体験できる。このコースを受けてからは「自分でもバリスタとしてやっていけるかもしれない」という自信がつき、仕事探しに大きなプラスになった。
レジュメの配布とWeb応募
バリスタコースで基礎知識を身につけたら、次は仕事探しだ。方法は主に二つある。
1.直接レジュメを配る
カフェが営業している時間帯に飛び込みでレジュメを渡す。10件配れば1件くらいはトライアルに呼ばれる確率がある。
2.Web応募
営業終了後の午後や夜に、求人サイトから応募する方法。自分の場合はこちらで採用された。
最初はトライアルで思うようにコーヒーを作れず落ち込むこともあるが、繰り返すうちに自然と上達していく。

実際に働いていたカフェでの経験

 

自分が採用されたのはシドニーにあるカフェで、オールラウンダーというポジションを任された。仕事内容は以下の通りだ。

  • フードメニューの調理

  • デリバリー対応

  • バリスタ業務の補助

  • 店内の掃除や片付け

基本的にはフードメニューを担当し、時々バリスタとしてエスプレッソを淹れる感じだった。

 

↓ちなみにシフトは以下のような感じだった

  • 月・水:7:00〜16:30

  • 火・木:11:00〜16:30

朝は食材の仕込みから始まり、9時頃まではモーニングラッシュで大忙し。その後は翌日の仕込みを進め、昼休憩を挟んでランチのピークを乗り切る。14時を過ぎると落ち着き、片付けや掃除をして終了。業務が早く終われば16時に帰ることも可能だった。

時給は25ドル。当時のNSW州の最低時給が23ドル程度だったので悪くはない。それでも、仕事中にコーヒーが飲み放題だったのは嬉しいポイントだった。

 

だが残念ながら、自分が働いていたカフェには大きな問題があった。オーナーのパワハラだ。オーストラリア育ちの中国人オーナーで、ミスをするとFワードで怒鳴ってきたり、物に当たったりすることが日常茶飯事だった。他のスタッフはみんな良い人だったので余計に残念だったが、「この人と一緒に働き続けるのは無理だ」と感じ、3か月ほどで辞めた。

ただし、これはあくまで自分のケースだ。トライアルで行った他のカフェはどこも雰囲気が良く、従業員同士も仲が良さそうだった。振り返ると、たまたま当たったカフェが悪かっただけだと思う。

 

 

まとめ

 

今回はオーストラリアでカフェの仕事をしていた経験を紹介した。

  • カフェは日本人に人気のローカルジョブで採用されやすい

  • バリスタコースを受けると有利になる

  • レジュメ配布とWeb応募の両方を活用するのが効果的

  • 職場環境は場所によって大きく差がある

オーストラリアはコネ社会と言われるが、諦めずに行動し続ければ必ずチャンスは巡ってくる。真面目に働けばオーナーに気に入られ、辞めても「また戻ってきて!」と声をかけられることもある。

これから留学やワーホリでオーストラリアに行く人は、ぜひカフェの仕事に挑戦してほしい。コーヒーを淹れる技術以上に、現地の文化や人との繋がりを学べるはずだ。

またどこかでオーストラリアでローカルジョブを見つける方法について、再現性の高いノウハウをまとめて公開しようと思う

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