ワーホリは本来1年限定で現地での仕事や就学が可能になるゴールデンビザですが、
オーストラリアだけは一定の条件をクリアさえすれば
もう1年ワーホリを延長することができるセカンドワーホリというシステムがあります。
(私の時は90日以上、オーストラリア政府に指定された仕事に就く)
私はオーストラリアに約2年間住んでいて、
1年目が学生ビザ、2年目がワーホリビザで滞在いました。
1年目の学生ビザ終了間際には、周りの友達の影響もあり
私もセカンドワーホリビザの取得を考えるようになりました。
(まだファーストも使ってないのに)
ただこの「オーストラリア政府に指定された仕事を90日」という条件、
一見簡単そうに見えてすごい大変。
90日なので何事もなければ3ヶ月くらいで達成できそうですが、
私の場合は達成まで約8ヶ月という長い期間を要しました。。
今思えばもう少し短くできたなと思うこともありますが、
それでも色々と弊害が多すぎる!
というわけで今回は私が体験した
セカンドビザ取得まで困難だったことをお伝えしたいと思います。
1, 悪徳業者が多い
私はセカンドワーホリ取得にあたり、3つの仕事経験しました。
ただ最初から3つの仕事を経験したかったわけではなく、
1つ目と2つ目であまり良くないオーナーの元で仕事をしていたため、
そうせざる追えない状況となってしました。
(私のは3社中2つでそのようなオーナーに当たりました笑)
ではどのようなオーナーだったかというと、
①仕事を紹介するから仲介料を払え→すぐクビ
②仕事があるから来てくれ→働いたら「いや、ウチは無給だよ」
という感じでした。
①に関してはシドニーにある韓国人オーナーの会社でした。
この会社に紹介手数料を支払う代わりに
オーストラリア中のファームや工場を紹介してくれるというシステムの会社でした。
ファーム系は$300、工場は$500で紹介するというシステムで、
私は工場を選びこの会社に$500支払い仕事を紹介してもらいました。
ただうまい話には裏があり、私は働いてから1ヶ月でクビになりました。
しかも私がクビになったことを工場側(私のマネージャークラス)は知らなかったようで、
どうやら人事決定権をその韓国人オーナー側が持っているような感じのようでした。
(ちなみにこの工場も韓国系)
確かに働き始めた時に違和感があったのが、
10人くらいそこでは日本人と韓国人が働いていたのに、
1人の韓国人を除いてあと全員が同期という謎現象。
(みんなすぐにクビにされるから?事実私含め同じタイミングで3人クビになった。。)
しかもその直後にその会社からは「手数料半額で新しい仕事を紹介するよ!」
と連絡がありました。おそらく紹介手数料と工場からの仲介手数料で儲けているんだと思います。
恐ろしいですわ。。
②は①の後に仕事が決まらず途方に暮れていた時に
ホストマザーに紹介されたファームでした。
「時給$17で仕事あげるからすぐに来て!」と言われ、
当時住んでいたタスマニアから約2,000kmかけて車で移動し
着いてみたら「仕事はあるし、セカンドも取れるけど無給だよ♡」と伝えれました。
正確に言うと、このファームは毎朝英会話教室なるものを開催しており、
経理上、時給$17は私たちに支払われているが、その謎の英会話教室に勝手に取られているため、
結果支払われないという仕組みらしいです。
ただそれをメールにて表向きにやるとヤバいので、
私にオファーする際は時給$17を支払うことを前提に話していたようです。
上記のようにセカンドビザを餌に悪徳ビジネスを仕掛けてくる業社は結構います。
私はこの2社のおかげで3ヶ月ほど時間を無駄にしました。
セカンドの仕事を探す時は、うまい話は安易に信用しないことをオススメします。
上記の話は別の記事で詳しく書こうと思っているのもう少々お待ちください。
2, 仕事が見つからない
1, で言及してように悪徳業社が多いこともあり
逆にホワイトで人気の仕事はすぐに埋まります。
私は韓国人オーナーの仕事をクビになったあとすぐにタスマニアで仕事を探していたのですが、
タスマニアの仕事はすごい人気で、働けても週3日とかでした。
タスマニアはかなり競争率が高く、
チェリーファームで働けると月$10,000 (100万円くらい)は稼げたりするそうです。
その分競争率は高く、働き手には経験やフォークリフトの運転など
一定のスペックが求められるのも事実です。
私は幸い車を所有していたので、
週3日の仕事は紹介してもらいました。
(セカンドビザジョブは基本田舎での就業のため、車を持っていると就活時かなり有利)
ただその頃は車を持っていて、
「もっと良い条件があるはず!」と高を括っていたためお断りしてしまいました。。
今思えば週3日で働きながら別のファームを探していれば
もっと早く終われたのに。。
なのである程度良い条件でセカンドビザジョブを探すのであれば、
・車を所有すること
・ファーム経験(実績)があること
・フォークリフトの免許を持つこと
など他の人との差別化が測れると
一定の部分ではうまくいくと思います。
あとは運ですけどね。
(どんなに良い仕事でも人数が埋まっている時はあるので!)
3, 仕事がハード
セカンドビザジョブは基本的に肉体労働が多いです。
もちろん仕事内容は各オーナーによって異なりますが、
政府で指定されている仕事が季節労働系のファームや工場なので
基本的には肉体労働です。
私は工場、ファームの経験がありますが、どれもかなりハードでした。
特に男性は重いものを持つ系が多いです。
最初の2週間くらいの体が慣れていない時は最もキツく、
朝起きると筋肉痛が残っていました。
この2週間が耐えられず辞めていく人は何人もいました。
特にファームでは地面に生えている野菜を収穫することがメインなので、
180cm以上ある男性はかなりキツそうでした。
まぁこれも慣れてしまえばそうでもないですが、
普段から運動していない人やそもそも体を動かすことに抵抗のある人には
最初はかなりキツイと思うかもしれません。
ただファームの仕事は結構儲かるので、
90日を終えてもそのまま働き続ける人も結構します。
私と同じ時期に働いていた150cm くらいの女の子は
1年くらいずっとファーム稼いでました。
ちなみに私が一番(肉体的に)キツかったのはスイカの収穫でした。
スイカを1つずつ収穫して、トラックの荷台に乗っている人に渡していく作業でしたが、
スイカを投げるのが大変。
あの重さのものを1時間くらいずっと投げ続けるので、
腕が次第にパンパンになっていきます。
私は学生時代運動部だったので体力にはそれなりに自信がありましたが、
完全にその自身は打ち砕かれましたね。なんなら部活よりキツイ。
その分筋肉はバキバキにつきます。
私が最後に働いていたファームは肉体的にもかなりキツい仕事でしたが、
友達もたくさんできたので、最後はめちゃくちゃ楽しかったです。
ただもう1回やろうとは思いませんが。。
↑ファームで働いていた時の写真
一番は友達に紹介してもらった方がいい
ではどうすれば一番いいのかというと、
やはり友達に紹介してもらうことが一番です。
私も最後は友達に紹介してもらったファームジョブで90日を終えることができました。
本当は最初から友達の紹介のファームで働くことができたのですが
紹介してもらったところがバンダバーグという街にあるファームで、
決めつけて断ってしましました。。
(「バンダバーグ ファーム」で検索すればわかると思いますが、バンダバーグは悪徳ファームが多い)
ですが2回も酷い目にあっていたので、最後は友達を信じて
「ここでも騙されたら諦めよう」くらいの気持ちで働くことにしました。
そしてそのファームで無事に90日間働くことができ、
セカンドビザ申請のための書類を手にいれることができました。
(まだ申請していないですが、同じファームで働いていた複数人が問題なく申請できていたので大丈夫だと思う)
それでも「バンダバーグはやめておけ!」という人もいると思います。
ですが自分で一から知らないところで働くより、
友達を信頼して働き先の情報を聞いて働くかどうかを自分で判断した方が一番良い選択肢だと思います。
あとは個人的にはアジア人しか働いていない場所より
ヨーロピアンや南米系など様々な人種がいるところをオススメします。
悪徳ファームだとしてもヨーロピアン、南米系はすぐにクレームを言ってくれるのでね笑
経験上アジア人は英語が得意ではないためか、良くも悪くも文句を言いません。
特に日本人はその傾向が一番強いです。(国民性?)
日本人は文句言わずに良く働くのでファームジョブに限らず色々な職種で人気ですが、
それを利用して酷い環境で働かせてくるオーナーも中にはいます。
日本人のみのファームは結構危険だと思います。
私も②で働いていたファームはそうでした。
これについてもまた詳しく記事を作りたいと思います。
まとめ
今回はワーホリセカンドビザ取得までに困難だったことについてお伝えしました。
まとめると、
・悪徳業者が多い
・仕事が見つからない
・仕事がハード
・一番は友達に紹介してもらった方がいい
でした。
私はセカンド90日達成までに2回も酷い目にあいました。
私だけではなく、友達にも酷い目にあったという人もいます。
ですが、私は最後に働いていたファームでは色々な国の人と友達になることができました。
本当にセカンドワーホリジョブは運もあります。
なので少しでもリスクを減らすため、働き場所の情報は入念に調べることをオススメします。
①、②の仕事についてはまた詳しく書きます!
お楽しみに!
おわり
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